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CBS(クリーンバイオシステム)とは
従来のトイレ洗浄の大半は化学薬剤を用いるものがほとんどです。化学薬剤は、即効性はありますが塩素含有成分が多いため、取り扱い上の留意が必要とされます。
トイレの排水管では塩素反応により強度が低下、管内に析出した尿石が詰まることで破損の原因となり、さらにその成分が地中などに流入し、河川・湖沼・海の自然環境に悪影響をおよぼすこともあります。
環境破壊を食い止めようと叫ばれている昨今、その抜本対策の一環として、動植物と共存できる一般土壌菌をスクリーニングして、トイレの悪臭や汚れ除去に効果のある洗浄方式を開発しました。
CBS(クリーンバイオシステム)は、好気性微生物を活性剤などとともにボールやプレートに閉じ込め、有機物の分解処理や雑菌類の繁殖を防ぐことができます。また、化学薬剤を使用しないので環境にやさしく、多くの小中学校や公共施設でも採用されています。
30年の研究で、第15回神奈川工業技術開発大賞-地域環境技術賞受賞「微生物を利用したトイレの洗浄技術」の開発に至り多くのご支持をいただきました。
同製品は、安定した効果を長期間持続しつつ、自然環境を保全する資質を持ち合わせています。
トイレ洗浄における「従来型薬剤洗浄」と「CBSバイオメンテ洗浄」方式の比較
悪臭・尿石除去対策以外に、従来のトイレ洗浄と比較して、次のメリットがあります
- トイレ清掃時およびトイレ使用時の室内環境が改善される。環境空気の浄化。
- 室内気相側の金属器具(弁類、配管、ドア蝶番、取手金具等)の結露障害(腐食・メッキ剥離現象)の抑制、防止が顕著。
- 液(水)相系の金属腐食・破孔〔金属配管系、金属(ステンレス・真鍮製)トラップ・目皿〕等の抑制効果が顕著。また、排水管系の尿石等による閉塞は皆無。
- 洗浄用水として、雨水槽を設ける場合、槽内がバイオ水に切替わるためため水の防腐対策が不要で、即トイレ洗浄水として利用できる。また中水の利用にも同じことがいえるし、中空添加次亜塩素酸ソーダ量の減量に寄与する。
- 従来方式におけるヒトによる管理、現場作業の幾分かを24時間体制でバイオに代行することができるため、マンパワーの不足対策に有効。